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目指す農業

過去から学び、新しい事を受け入れ、多様性を尊重したハイブリッド型農業。
野菜はあくまで人の都合で「育てられている」人工物だと考えます。しかし、生き物です。その生き物が健全に逞しく育つ為に必要なのは自然の力と人による最適なタイミングで最小限に行われる管理技術。畑の表面だけを見るのではなく土中をイメージし、周りの自然の植生や生物層、風や水の流れなどにも目を向けそれらと一体になる事で良い野菜を生産し続けていきたいです。

栽培への思い

善悪をつけず、敵味方を作らず、自他をよく観察し栽培する事を心がけています。農業がいくつもの犠牲のもとに成り立っている生業である事、またその反対に人の喜びの一端を担う事が出来る仕事だという事をしっかり自覚し万物への感謝とリスペクトを忘れず農を実践します。

栽培方法

有機JAS認定は受けていませんが露地で無農薬、無化学肥料栽培をしています。

種はF1種、固定種、自家採種それぞれやってます。苗も無農薬で自家栽培しています。

被覆資材は土の具合、季節、作物等状況に応じてビニール資材又は植物性資材(雑草、稲わら、籾殻等)を使用しています。

使用資材

○コーヒーかす、茶かすが主成分の植物性堆肥
○米ぬか
○カキ殻石灰
○発酵鶏糞
○馬ふん
○雑草堆肥
○籾殻
○竹炭
○草木灰
※土の状態や作物によって毎回組み合わせは異なり、無肥料栽培の場合もあります。

農園直売
(雨天時以外は10:00~15:00頃まで毎日販売)
その時美味しい野菜を、レストラン厨房前で販売しています。

苗販売

NO薬野菜やハーブの苗を販売しています。

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野菜セット販売

¥3,240(税送料込。6~8種類)
農園に直接取りに来られる方は
¥2160(税込。6~8種類)となります。
内容物はおまかせとなり、端境期や不作時には提供出来ないことがあります。
配達希望日時指定可能です。

野菜の卸し販売(企業/飲食店)

SYOKU-YABO農園では、野菜の卸販売も行っています。 事前に委託を受けての栽培も品種によっては可能ですので、 お気軽にご相談ください。

卸先

88旬とオーガニックみつばちハッピ(逗子、鎌倉)
海人市場(葉山)
おせっかい食堂KAINA(葉山)
○BEACH葉山(葉山)


野菜販売のお問い合わせはこちら


農園で栽培している野菜
SYOKU-YABO農園では年間を通して70種類前後の野菜を栽培しています。

1月から3月

キクイモ

「イモ」という名称ではありますが、ジャガイモとは違い澱粉は殆ど含まれておらず、多糖類イヌリンという植物繊維を多く含みます。
原産地は北アメリカ北部から北東部で、日本には江戸時代末期に伝来してきたといわれています。
ジャガイモのようにホクホクとした食感ではないので、キンピラや漬物にすると美味しく食べられます。

【保存方法】
長期間の保存には適さないので、
なるべく早めに調理することをお薦めします。

【キクイモの食べ方】
キンピラにしたり、天ぷらにしたり、調理方法はたくさんありますが、SYOKU-YABO農園では漬物にすることが多いです。糠漬け、味噌漬け、酢漬け、何でもOK!食感や香りを楽しめますよ。

ほうれん草

多くの葉菜類はアブラナ科が多いのですが(小松菜、チンゲン菜、キャベツ等)、
ホウレン草はヒユ科アカザ亜科に属します。 日本人にとって人気の野菜の一つなので、 様々な品種のタネが販売されています。
SYOKU-YABO農園ではアクの少ないサラダホウレン草、ちぢみホウレン草、また、和種のホウレン草を好んで栽培しています。

【保存方法】
ジップロック等に入れて冷蔵庫に保存してください。食べやすい大きさに切り分け、洗浄後に保存すると調理する際に楽にできますよ。

【ホウレンソウの食べ方】
人気の野菜なので各家庭で食べ方は色々あるかと思います。アクの強いタイプの品種はお浸し等、一度茹でる調理が好ましいですが、アクの少ないタイプは鍋、炒め物等に向いているかと思います。(チジミホウレン草は比較的アクの少ない品種です)

里芋

原産地は東南アジア地方、日本では稲作よりも早く伝わったといわれる里芋。
4月に畑に植え付け、10月頃から収穫がはじまります。乾燥が苦手で、高温多湿を好む里芋は、水が大好きで、雨の少ない真夏、SYOKU-YABO農園では二日置きに水やりをしています。田んぼのような粘土質の畑が里芋には最適です。
親芋に子芋、さらに孫芋とたくさんの芋がつくことから子孫繁栄の象徴として、お正月など祝い事の料理に使われてきました。
※芋がら芋がらとは茎のこと。ズイキと呼ぶ地方もあります。旬は初夏から夏にかけて。

【保存方法】
寒さと乾燥が苦手の里芋。
冷蔵庫ではなく、新聞紙に包んで冷暗所に。

【里芋の皮をつるりとむく方法】
よく洗って泥を落としてから熱湯で3分程茹で、冷水にとり手でむくと、皮だけがつるりとむけますよ。
お試しください!
皮の下のぬめりを敢えて取り除く技法も日本料理では一般的ですが、SYOKU-YABO農園ではこのぬめりが美味しさだと思っているので、このように皮をむきます。

長ネギ

ヒガンバナ科ネギ亜科の野菜。中国、中央アジアが原産地。
日本では産地によって様々な品種が栽培されています。関西の九条ネギのような青ネギや太さが売りの下仁田ネギなど。SYOKU-YABO農園では最も使用する野菜で、みそ汁だけでなく、焼いたり揚げたり色々な料理に使っています。

【保存方法】
泥付きであれば洗わずにそのまま新聞紙等に包んで冷暗所に。庭があれば土の中に入れておいても長持ちします。

【ねぎの食べ方】
SYOKU-YABO農園では細く切ってから赤紫蘇と梅酢に付け込んで薬味にしています。独特な赤い色に染まり、付け合わせ野菜としても美味しく活用できます。

高菜

中央アジア原産で、平安時代には中国から伝わってきたと言われています。カラシナの仲間であり、辛味を感じる味わい。
国内に於いては九州地方で良く食されています。
漬物として食べるのが最も有名ですが、大きな葉がゆえに海苔のようにおむすびに巻いて食べる郷土料理もあります。(和歌山県“めはり寿司”)

【保存方法】
湿った新聞紙等で包むか、小分けにしてジップロック等に入れて冷蔵庫の野菜室等に入れると長持ちします。

【高菜の食べ方】
僕の父親は料理が得意で、
和洋折衷なんでも作りました。
その中でも、豚肉と高菜漬けの
炒め物は僕が一番好きだった
料理。このおかずだけで、白米を
三杯は食べていたな~・・・
高菜で漬物を作って、是非作ってみてくださいね。

大根

原産地は諸説いろいろありますが、はっきりしておらず、最古の野菜のひとつ。
中国から入ってきた日本の大根は、「古事記」にも記載があり、春の七草のひとつ″すずしろ“として昔から親しまれてきました。
日本の大根は、日本人の好みや日本の気候に合わせて次第に交配を繰り返して行くうちに、世界でも類のない変貌を遂げ、大きさや形、色や味などさまざまな「地大根」が現在各地存在しています。
大根の葉がスーパーなどで見られない理由は、葉がついている場合、葉が根の水分を吸い上げてしまうため、傷むのが早くなってしまいます。そのため、葉を切り落として売られている場合が多いのです。

【保存方法】
水分たっぷりの大根は乾燥させないことが重要。
葉と根を切り分け、根の切り口は乾燥させないよう、ラップや湿らせた新聞紙で包み冷蔵庫で立てて保存。

【大根の部位ごとの食べ方】
◆大根の首の部分(上の方)
葉に近い首の部分は、甘みが強く、
サラダやおろしに。
◆中央部分
やわらかい中央部分は煮物向き。
◆先端付近(下の方)
辛みが強いため、辛さを活かして薬味に。
料理に応じて、大根の使う部位を選んで美味しく調理してみましょう!

ヤーコン

南米アンデス山脈が原産で、日本には1980年代に伝来した比較的新しい野菜なので、スーパー等ではあまり見かけない野菜です。フラクトオリゴ糖を多く含み、収穫後に甘みがどんどん増していくので、食べるタイミングによって調理法を変えるとより美味しく食べることが出来ます。
12月・・甘みは少ないのでキンピラ
等に。
1~2月・・・甘みが段々増してきます。
サラダや塩炒めに。
3月・・・・・・生でそのまま!梨のように美味しいです。

【保存方法】
濡れた新聞紙等に包んで段ボール等に入れ冷暗所に置くと長期保存出来ます。
土の中に埋めて保存しても長持ちします。

【ヤーコンの特徴】
料理する際はよく洗ってから表面の薄皮をピーラーで剥き、好みの形に切り分けます。
ポリフェノールを多く含むため色が黒ずんでくる場合がありますが、味には問題ありません。
気になる場合、切った後に酢水に漬けるなどをすれば大丈夫です。

他、人参 レタス ごぼうなど

4月から6月

じゃがいも

ナス科ナス属の野菜。南米が原産地。
男爵、メークイーン、キタアカリといった有名な品種だけでなく、『インカの目覚め』といった新しく人気の高い品種も栽培され、日本人には無くてはならない存在の野菜の一つです。

【保存方法】
洗うとすぐダメになるので土付きで保存するのがベストです。日に当ててしまうと青くなり『ソラニン』という毒素を有してしまうので必ず日陰で保存してください。『ソラニン』を摂取してしまうと食中毒の原因になるので、必ず廃棄してください。

【じゃがいもの食べ方】
SYOKU-YABO農園では男爵は炒め物、メークイーンは煮物、キタアカリはポテトサラダに使用するなど、品種毎に違う料理を作っています。

きゅうり

ウリ科キュウリ属、インド北部が原産。
SYOKU-YABO農園では7月~8月中旬までが収穫時期です。比較的容易に栽培できますが、天敵はウリハムシ。定植直後は被害にあわないように気を付けなければいけません。朝と夕は動きが鈍くなるこの虫。その時間を狙って毎日駆除をしに行くのです。

【保存方法】
SYOKU-YABO農園では天気の良い日に薄切りにしたキュウリを天日に干し、カラカラになった状態の物を梅酢に漬けて保存しています。
ポテトサラダに入れても美味しいし、豚肉と一緒に炒めても美味しく食べられますよ。

【きゅうりの食べ方】
サラダにするのがいうまでもなく一番美味しいですが、SYOKU-YABO農園では古漬けにして酸味たっぷりのキュウリを刻んで肉団子の中に入れて提供することもあります。何とも言えない不思議な味わいですよ。

キャベツ

アブラナ科アブラナ属、地中海、大西洋沿岸が原産地。
SYOKU-YABO農園のある三浦半島はキャベツの大産地。気候、日照時間が長いことから、良いキャベツが育ちます。どこまでも続くキャベツ畑は壮観です。
とはいえ、SYOKU-YABO農園では少量しか毎年栽培していません。
農薬を一切使わないので、ちょっとだけリスキーなんです。

【保存方法】
一度新聞紙に包んでからビニール等に入れ冷蔵庫に入れると、一週間は美味しく食べられます。

【キャベツの食べ方】
SYOKU-YABO農園では、葉の部分と芯を分けて調理します。
葉の部分はサラダに、芯の部分は糠漬けに。
芯のぬか漬けは炒め物に混ぜたり餃子の具材にしたり、
何にでも合いますよ。
是非お試しあれ!

小松菜、そら豆、エンドウ、ニンニク、ズッキーニ、
スイスチャード、ルッコラ、ブロッコリー など。

7月から9月

ピーマン

ナス科トウガラシ属、原産は中南米。
子供が嫌いな野菜の上位に昔から君臨している野菜。
味が嫌われているだけでなく、中身が空っぽなもんで、昔は、「ピーマン野郎!」などと悪口で使われる事もありましたね~脳みそが詰まっていないバカな奴という例えで。ひどいもんだ。

【保存方法】
ビニールに詰めて冷蔵庫に入れると日持ちします。

【ピーマンの食べ方】
種を捨てる調理方法が殆どだと思いますが、SYOKU-YABO農園では丸のまま素揚げにしてから出汁酢醤油に漬け込んで食べます。種がトロリと美味しく食べられますよ。

トマト

ナス科ナス属、原産は南米。
スーパーの青果売場に於いて、最も人気が高いのがトマトなんだそうです。
店によっては何十種類ものトマトを扱っていますよね。
大きさ、色、形、味わい、全く違う品種のトマトが多い事に驚かされます。
SYOKU-YABO農園ではミニトマトを中心に毎年5種類ほどの品種を栽培しています。
個人的に大好きな野菜のひとつです。

【保存方法】
ヘタの部分を下にしてジップロック等に入れて冷蔵庫の野菜室に入れる等の
保存方法もありますが、なるべくなら保存せずに直ぐに食べてしまうのがベストです。

【トマトの食べ方】
生で食べるのが1番。冷やして食べたい時は冷蔵庫に入れるよりも氷水に入れてお召し上がりください。。

オクラ(スターオブダビデ)

アオイ科トロロアオイ属の野菜で、原産地はアフリカ北東部。アオイ科の野菜としてはモロヘイヤも有名です。ネバネバした食感が特徴的で、僕の好きなニューオリンズにある『ガンボ』という料理には、なくてはならない野菜の一つです。SYOKU-YABO農園では、『ダビデの星』という名の固定種のオクラを主に栽培しています。

【保存方法】
ジップロック等に入れて冷蔵保存すると長持ちします。時間が経過すると表面が変色しますが、ちょっと位なら気にしなくても大丈夫です。

【オクラの食べ方】
生でサラダにしても美味しいですが、種を取り塩焼きにすると香りも立ち美味しいです。

なす、きゅうり、モロヘイヤ、空芯菜、
つるむらさき、ニラ、玉ねぎ など。

10月から12月

かぶ

アブラナ科の根菜です。
品種によってサイズは様々で、SYOKU-YABO農園では大きさによって食べ方を変えています。
基本的には通年栽培できる野菜ですが、冬~春頃に収穫できる品種を好んで栽培しています。

【保存方法】
葉とカブを切り分けてジップロック等に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すると長持ちします

【かぶの食べ方】
スーパー等ではあまり葉付きでは売っていないかもしれませんが、葉にはビタミンやカロチンが含まれているため捨てるにはもったいない。
炒め物や漬物にしても美味しいですが、味噌汁の具材にしても美味しく食べられます。

さつまいも

ヒルガオ科サツマイモ属、中米、南米北部が原産。
様々な品種がある野菜。SYOKU-YABO農園では紅東、紅ハルカ、紫芋、安納芋の4種を栽培しています。栽培する際は、肥沃な土壌だと蔓ばかり育ち芋が大きくならないので、全く肥料を土に入れずに栽培します。南瓜同様、収穫してから時間が経つほど甘味が増すので最低でも収穫してから一か月程は寝かしておきます。

【保存方法】
新聞紙等に包んで段ボールに入れ、冷暗所に置いておきます。

【さつまいもの食べ方】
SYOKU-YABO農園では蒸かしてからマッシュし、団子状に丸め、米粉をつけて揚げています。表面がカリッと香ばしく、中身が自然の甘さの団子が出来上がります。そのまま食べるのはもちろん、餡子につけて食べても美味しいデザートになります。

白菜

アブラナ科アブラナ属、中国原産。
冬の定番野菜で鍋には欠かせない日本人には欠かせない野菜です。
しかしながら、個人的に白菜を鍋に入れるのが苦手でして、我が家では白菜を使った鍋はありません。キムチにしたり、塩漬けにしたり、豚肉と挟んで煮込んだ料理は好きなんですが、どうも鍋になると水っぽくてダメなのです。白菜好きな人、ごめんなさい!

【保存方法】
新聞紙等に包んで日の当たらない冷暗所に置くのが一番。カットした場合はジップロック等に入れて冷蔵庫に入れると長持ちします。

【白菜の食べ方】
SYOKU-YABO農園では、天日に干してから炒め物にして食べます。そうするとうま味が増して美味しくなりますよ。

ブロッコリー

アブラナ科アブラナ属、地中海が原産。
今では好きな野菜の一つですが、カリフラワーとブロッコリー、実は子供の頃は食べられない野菜でした。独特な香りが子供には無理なのかもしれませんね。

【保存方法】
早めに食さないと変色してしまうので、食べきれずに長期保存する場合は、一度茹でてから冷凍すると良いです。その場合、あまり茹ですぎずに湯通しする位にしてくださいね。

【ブロッコリーの食べ方】
個人的には青臭い味が強いので、インドのサブジのような食べ方が最も好きな食べ方です。
スパイスを入れても対等に味を主張するくらい力強い野菜だと思います。

かぼちゃ

ウリ科カボチャ属、中南米原産。
様々な品種が栽培されていますが、SYOKU-YABO農園では「万次郎かぼちゃ」という高知県で栽培されている品種を主に栽培しています。ラグビーボール型をしたネットリ系の味わいの南瓜。通常の南瓜は夏に収穫しますが、11月に収穫、食べごろが1月~2月なので、野菜の無い時期に重宝するのです。

【保存方法】
収穫してから最低でも一か月は冷暗所で保存してから食べたほうが甘味が増して美味しいです。八百屋で購入した場合、いつ頃収穫した南瓜かを確認すると良いかもしれませんね(把握しているのだろうか??)。

【かぼちゃの食べ方】
ネットリ系の南瓜は煮ても焼いてもマッシュにしても美味しいです。お勧めは、薄くスライスしてオリーブオイルで焼いて塩だけをかけて食べるシンプルな料理。甘さと食感と香りが楽しめるシンプルな料理です。

からし菜、チンゲン菜、大根、生姜、ウコン、大豆、
きゃべつなど。